PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、PFOSと並んでよく知られるPFASの一つです。ノンスティック加工や防水加工など、幅広い製品に使われてきました。

国際的には、2019年にストックホルム条約の附属書A(原則として製造・使用を廃絶する区分)に追加されました。日本では2021年に化審法上の第一種特定化学物質に指定され、同年から製造・輸入が原則禁止されています。

国際がん研究機関(IARC)は2023年11月、動物実験での証拠や人での機序的な証拠の積み重ねを理由に、PFOAの発がん性分類を「ヒトに対する発がん性がある」というグループ1へ引き上げました。この分類変更の妥当性については、専門家の間でも議論が続いています。