PFAS(有機フッ素化合物)は、炭素とフッ素の結合を持つ数千種類の化学物質の総称です。OECDは2021年、「完全にフッ素化されたメチル基またはメチレン炭素を少なくとも1つ持つフッ素化物質」という定義を採用しました。

炭素とフッ素の結合が非常に強いため自然界でほとんど分解されず、「永遠の化学物質(forever chemicals)」とも呼ばれます。撥水性・撥油性・耐熱性を活かして、消火剤や調理器具の加工、半導体製造など幅広い分野で使われてきました。

PFASのうち特によく知られ、規制の対象にもなっているのが、PFOS・PFOA・PFHxSといった個別の物質です。それぞれの詳しい特徴は、各用語のページをご覧ください。

  • RO(逆浸透膜)

    圧力をかけて水を非常に細かな膜に通し、物質を分離する膜処理技術。浄水・水処理に利用されます。
  • 活性炭

    表面の無数の小さな穴に物質を吸着させる炭素材料。水処理や空気の浄化に利用されます。
  • Perfluorohexane sulfonic acid

    PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)

    PFOS・PFOAに続き2022年にストックホルム条約の附属書A(原則廃絶)に追加された物質。米国ATSDRが健康影響の目安(MRL)を設定しています。
  • Perfluorooctanoic acid

    PFOA(ペルフルオロオクタン酸)

    PFASの代表的物質の一つ。2019年にストックホルム条約の附属書A(原則廃絶)に追加され、IARCは2023年に発がん性分類をグループ1へ引き上げました。