PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、PFASと呼ばれる化学物質群の中でも代表的な物質の一つです。撥水性や耐薬品性に優れていることから、さまざまな製品に使われてきました。

国際的には、2009年にストックホルム条約の附属書B(一部の用途を例外的に認めつつ規制する区分)に追加されました。日本では2010年に化審法上の第一種特定化学物質に指定され、2017年までに原則すべての用途で製造・輸入が禁止されています。

国際がん研究機関(IARC)による評価では、「ヒトに対する発がん性がある可能性がある」というグループ2Bに分類されています。断定的な評価ではなく、限られた証拠にもとづく分類である点に注意が必要です。

  • RO(逆浸透膜)

    圧力をかけて水を非常に細かな膜に通し、物質を分離する膜処理技術。浄水・水処理に利用されます。
  • 活性炭

    表面の無数の小さな穴に物質を吸着させる炭素材料。水処理や空気の浄化に利用されます。
  • Perfluorohexane sulfonic acid

    PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)

    PFOS・PFOAに続き2022年にストックホルム条約の附属書A(原則廃絶)に追加された物質。米国ATSDRが健康影響の目安(MRL)を設定しています。
  • Perfluorooctanoic acid

    PFOA(ペルフルオロオクタン酸)

    PFASの代表的物質の一つ。2019年にストックホルム条約の附属書A(原則廃絶)に追加され、IARCは2023年に発がん性分類をグループ1へ引き上げました。