環境問題を正しく人に伝えられるようになろう!シリーズ
前回のおさらい
前回は「異常気象や海面上昇がなぜ起こるのか」を解説しました。今回は第3弾で紹介した「緩和策」を、より詳しく掘り下げていきます。(前回の記事はこちら)
緩和策とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を減らすための対策です。その中でも特に重要なのがエネルギー対策。今回は、再生可能エネルギーへの切り替えから、CO₂を回収する最新技術「CCS」「CCU」まで、一言でわかりやすく解説していきます!
1 緩和策の5つの柱
主な緩和策として、次のようなものがあります。
01
エネルギー供給段階での対策
02
エネルギー利用段階での対策
03
森林などの吸収源対策
04
排出されたCO₂の回収・貯留・利用
05
その他の温室効果ガス削減対策
2 エネルギー供給段階での対策 最重要
現在、私たちが使う電気の多くは石油や石炭などの化石燃料から作られています。しかし、化石燃料を燃やすと大量の二酸化炭素(CO₂)が発生します。
Photo: Unsplash — 再生可能エネルギーのイメージ
Before
化石燃料
(石油・石炭)
(石油・石炭)
→
After
再生可能エネルギー
(太陽光・風力・バイオマス)
(太陽光・風力・バイオマス)
そのため、次のような再生可能エネルギーを活用し、CO₂排出量の少ないエネルギーへ切り替えることが重要です。
太陽光発電
風力発電
バイオマス発電
また、電力の低炭素化も求められており、原子力発電についても安全性を十分に確保したうえで活用が検討されています。
⚠️ 原子力発電はCO₂排出量が少ない一方、安全性の確保が大前提となる技術です。活用の是非は各国でさまざまな議論が続いています。
3 排出されたCO₂を回収する技術「CCS」「CCU」 最新技術
温暖化対策では、排出量を減らすだけでなく、すでに発生したCO₂を回収する技術にも注目が集まっています。
Photo: Unsplash — 産業設備・CO₂回収技術のイメージ
CCS(Carbon Capture and Storage)
工場や発電所から排出されたCO₂を回収し、地下深くに貯留して大気中へ放出させない技術です。
CCU(Carbon Capture and Utilization)
回収したCO₂を燃料や化学製品などの原料として再利用する技術です。研究が進められています。
どちらも排出されたCO₂をそのまま大気へ放出しないための技術であり、地球温暖化対策の重要な手段として期待されています。
One Phrase / さらに一言でまとめると
CCS:CO₂を回収して地中に閉じ込める技術
CCU:CO₂を回収して資源として再利用する技術
CCU:CO₂を回収して資源として再利用する技術
CCS
回収 → 地中に貯留
CCU
回収 → 資源として再利用
4 まとめ|次回予告
地球温暖化を防ぐためには、温室効果ガスの排出を減らす「緩和策」が欠かせません。
Summary / まとめ
緩和策の重要ポイント
- 再生可能エネルギーの導入(太陽光・風力・バイオマス)
- 電力の低炭素化(原子力活用は安全性確保が大前提)
- 森林によるCO₂吸収
- CCSやCCUなどの新技術の活用
💡 忘れてはいけないこと
私たち一人ひとりの省エネ行動も、緩和策の一つとして地球温暖化対策に貢献しています。
次回は「適応策」をより詳しく解説
次回は、すでに進んでいる温暖化の影響に備える「適応策」について、具体的な取り組みを交えながら詳しく解説していきます。お楽しみに!