地球温暖化対策の『緩和策』と『適応策』とは?違いを一言でわかりやすく解説

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再生可能エネルギーと地球温暖化対策のイメージ 環境用語を一言で 第3弾
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前回のおさらい

前回は、温室効果ガスの影響の大きさを表すGWP(地球温暖化係数)について解説しました。(第2弾の記事はこちら)

地球温暖化を食い止めるための対策は?温暖化対策として大きく「緩和策」「適応策」の2つが挙げられます。この2つの違い、説明できますか?今回はこの2大対策を、一言でわかりやすく整理していきます。

1 緩和策と適応策、それぞれ一言で言うと

Mitigation
緩和策(かんわさく)
「地球温暖化の原因を減らす対策」
  • CO₂排出を減らす
  • 再生可能エネルギーを使う
  • 省エネを進める
  • 森林を増やす
Adaptation
適応策(てきおうさく)
「地球温暖化による影響に備える対策」
  • 熱中症対策をする
  • 洪水対策の堤防を作る
  • 暑さに強い農作物を育てる
  • 水不足への備えをする
One Phrase / 緩和策
👉「これ以上温暖化を進ませないための対策」
One Phrase / 適応策
👉「すでに進んでいる温暖化の影響に対応する対策」
📌 一言で対比すると
  • 緩和策 = 温暖化の原因を減らす
  • 適応策 = 温暖化の影響に備える

2 覚え方はシンプルに2つで整理 覚え方

覚え方としては、次のように考えると覚えやすいです。

Mnemonic / 覚え方のコツ
緩和 = 温暖化をゆるめる
適応 = 温暖化に対応する

3 緩和策の5つの柱 重点分野

緩和策の重点として挙げられるのはエネルギー対策です。大きく分けると次の5つに整理できます。

太陽光パネルと風力発電による再生可能エネルギーのイメージ
Photo: Unsplash — 再生可能エネルギーのイメージ
01
エネルギー供給段階での対策
02
エネルギー利用段階での対策
03
森林・吸収源対策
04
排出されたCO₂の回収・貯留・利用
05
その他GHG排出削減対策

エネルギー供給段階での対策

石油・石炭などの化石燃料ではなく、太陽光・バイオマス・風力といった再生可能エネルギーを使用し、低炭素エネルギーの拡充を図る必要があります。

⚠️ 電力の低炭素化には原子力の活用も選択肢として検討されますが、その大前提として安全性の確保が欠かせません。

4 注目の技術「CCS」「CCU」とは 最新技術

排出されたCO₂を回収する技術として、近年注目されているのが「CCS」と「CCU」です。

CO2回収・貯留施設のイメージ
Photo: Unsplash — 産業設備・CO₂回収技術のイメージ
CCS
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)
化石燃料の使用時に発生するCO₂を分離・回収し、大気中から隔離する技術です。回収したCO₂は地中深くに貯留します。
CCU
CCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)
回収したCO₂を貯留するだけでなく、資源として再利用する技術。燃料や化学製品の原料に変える研究が進められており、CCSと合わせて検討が進んでいます。

5 まとめ|次回予告

地球温暖化対策は、「原因を減らす緩和策」「影響に備える適応策」の両輪で進める必要があります。どちらか一方だけでは不十分で、両方をバランスよく組み合わせることが世界的な課題です。

Summary / まとめ

緩和策・適応策の重要ポイント

  • 緩和策=温暖化の原因を減らす対策(CO₂削減・再エネ・省エネ・森林など)
  • 適応策=温暖化の影響に備える対策(熱中症・洪水・農業・水対策など)
  • 緩和策の重点はエネルギー対策。供給・利用・森林・回収技術・その他GHG削減の5本柱
  • CCS・CCUはCO₂を回収・貯留・再利用する注目の技術
Coming Soon / 次回予告

次回は「なぜ異常気象や海面上昇が起こるのか」を解説

次回は、地球温暖化が進むとなぜ異常気象や海面上昇が起こるのか、そのメカニズムをわかりやすく解説していきます。お楽しみに!

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