環境問題を正しく人に伝えられるようになろう!シリーズ
🌍 この企画について
「環境問題を正しく人に伝えられるようになろう!」を目的にした新企画。むずかしく感じる環境用語や仕組みを、できるだけ簡単な言葉と「一言で言うと?」の視点でやさしく解説していきます。記念すべき第1弾は、ニュースでよく聞く「地球温暖化」です。
近年ニュースや記事で耳にする「地球温暖化」とはどういうことなのか、仕組みや問題点など、皆さんは知らない人にしっかりと説明できますか?この記事を読み終える頃には、人に説明できるようになっているはずです。では早速、説明していきます!
1 地球温暖化とは?一言で言うと
One Phrase / 一言で言うと
「二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスが増え、地球に熱がこもって気温が上昇する現象」
少しかしこまった表現をすると:「大気中の温室効果ガスの濃度が高くなることにより、地球表面付近の温度が上昇すること」
💭 頭の中にイメージすることができますか?
Photo: Unsplash — 地球と大気のイメージ
この内容に出てきた「温室効果ガス」についても、続けて説明します。
2 温室効果ガスとは?一言で言うと
One Phrase / 一言で言うと
『地球の熱を閉じ込める気体のこと』
大気中にあり、地表から放射された赤外線の一部を吸収し、再び地表へ戻すことで地球表面の温度を上げる働きをする気体の総称です。
皆さんも「二酸化炭素が地球温暖化に影響を与える」ということは耳にしたことがあると思います。でも、他にも温室効果ガスがあるのを知っていましたか?しっかりとあげられるか、試してみましょう。
3 温室効果ガスは全部で7種類 基礎知識
01
二酸化炭素
CO₂
02
メタン
CH₄
03
一酸化二窒素
N₂O
04
ハイドロフルオロカーボン類
HFCs
05
パーフルオロカーボン類
PFCs
06
六フッ化硫黄
SF₆
07
三フッ化窒素
NF₃
最初の二つまでは聞いたことがある人もいると思いますが、そこから下の5つは「なんやそれ」って思うのではないでしょうか(笑)。まずは一言ずつ、ざっくり整理してみましょう。
| ガス | 一言で言うと |
|---|---|
| CO₂ | 燃料を燃やすことで発生 |
| CH₄ | 生物やごみの分解で発生 |
| N₂O | 肥料の利用で発生 |
| HFCs | 冷媒の漏えいで発生 |
| PFCs | 半導体製造で発生 |
| SF₆ | 電力設備から発生 |
| NF₃ | 電子機器製造で発生 |
4 7つの温室効果ガスを一つずつ解説
ここからは、それぞれのガスについてもう少し詳しく見ていきましょう。
Photo: Unsplash — CO₂排出のイメージ
01
二酸化炭素CO₂
主な発生源
発電所、自動車、工場
なぜ発生?
石油・石炭・天然ガスを燃やすため
皆さんもご存知のように、物を燃やすと出てくるガスです。
02
メタンCH₄
主な発生源
牛などの家畜のゲップ、水田、ゴミ処理場
ゲップから温室効果ガスが出ているのは、だいぶインパクトがありますよね。自分も最初に知ったときは驚きました(笑)。
03
一酸化二窒素N₂O
主な発生源
農地、工場
なぜ発生?
肥料中の窒素が土壌中で変化するため
04
ハイドロフルオロカーボン類HFCs
主な発生源
エアコン、冷蔵庫
なぜ発生?
冷媒として使われ、漏れ出すため
05
パーフルオロカーボン類PFCs
主な発生源
半導体工場
なぜ発生?
電子部品の製造工程で使用されるため
06
六フッ化硫黄SF₆
主な発生源
変電所、送電設備
なぜ発生?
電気を安全に絶縁するために使用されるため
07
三フッ化窒素NF₃
主な発生源
液晶、半導体工場
なぜ発生?
製造装置の洗浄に使われるため
5 まとめ|次回予告
📌 今日のまとめ
- 地球温暖化とは「温室効果ガスが増えて、地球に熱がこもり気温が上がる現象」
- 温室効果ガスとは「地球の熱を閉じ込める気体」のこと
- 温室効果ガスは全部で7種類(CO₂・CH₄・N₂O・HFCs・PFCs・SF₆・NF₃)
- それぞれ発生源も理由もまったく違う
これで、「地球温暖化って何?」「温室効果ガスって何?」と聞かれても、一言で答えられるようになったのではないでしょうか。
次回は「温室効果ガスの影響度」を詳しく解説
次回はこの温室効果ガスについて、それぞれどのくらい地球温暖化に影響を与えているのかを、より詳しく説明していきたいと思います。お楽しみに!